Firefox3のリリースで思うこと

もう少しまえの話になりますが、Mozillaが開発するオープンソースのWebブラウザ「Firefox」がバージョン3をリリースしました。
早速インストールして今はメインのブラウザとして利用していますが、Mozilla(の前身であり、Netscape6以降のベースとして開発されたブラウザスイート)のVersion 1以前から比べると本当に軽快でかつ使いやすくなったなと思います。
Mozillaのころはインストールも日本語化もちょっと大変で、有志の方がリリースした日本語パックを頻繁なバージョンアップの度にあてたりリソースを消してみたりしなくてはならなくて、周りの人にすすめることもできず、しかたなく「安全なもじらの飼いかた」なんて文を作ったら本家の「もじら組」からリンクを張られてびっくりしたなんてこともありました。それが2002年の話ですからもう6年以上も前なんですよ。本当、びっくりです。6年の間にAOL(Netscapeを買収した)はブラウザ開発から撤退して手切れ金を渡してMozilla開発者たちを手放し、それによってMozillaスイートの開発は中断されて軽量ブラウザに注力。Macの標準ブラウザになる可能性もあったけどあっさりAppleにふられて(AppleはLinuxのKDEプロジェクトの産物であるWebkitをベースにSafariを開発)、こんどはNOKIAがのモバイル版を携帯にのせるなんて話もあったけど、これも幻に終わり(NOKIAもwebkitベースを選択)、順風とはいえない航海を続けました。しかし、拡張性の豊かさと標準に準拠した表示の安心感がWeb開発者をけん引役として固定ファンを着実に増やしていったのが今回のFirefox3のブレイクにつながったのではないかと思います。余談ですが、2000年当時にとあるサイトの構築を依頼されたときにvalidなHTML4.01+CSSによる構築を訴えたものの、まったく理解を得られなかったことを思い出したりもします(時代ですね)。構築はperlで簡易CMSのようなものをフルスクラッチで開発しました。今ならBlogやCMSのソースがごろごろしてるのでそんなことはしませんが、まだRSSとはなんじゃらほい?みたいなWeb1.0の時代でしたから・・・(エッジな人がMTやBloggerにトライしていたのがちょうどこのころだと思います)。構築したサイトはいつのまにか、サイト管理者によって全部捨てられてCMSベースのサイトに変わっていました。さすがに胸を痛めたものです。

Firefox3はリンクバーとブックマーク、ヒストリが統合されてDB化され、非常に軽快かつ使いやすくなりました。特に、ブックマークにSBMなどでおなじみの「タグ」をつけることができるようになったのは面倒くさがりやでブックマークの整理ができない私にはうれしいです。
ブックマークなどを複数のマシンで同期する機能として、Firefox2まで使えていた「Google Browser Sync」が使えなくなったのは痛いですが、重くて使い物にならなかったMozilla Labs開発中の「Weave」が2.4にバージョンアップされてだいぶまともになってきました(まだ挙動があやしいのでお勧めできませんが)。
そうそう、[about:mozilla]が和訳されて表示されるのには笑いました。

Mozilla陣営の方には、恐竜として拡大路線をひた走り結局絶滅してしまったMozillaスイートと同じ道を歩まぬよう、軽快で柔軟なブラウザとしてを今後も育てて言って欲しいなと思います。

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